Miraiは2016年に登場したIoT機器(監視カメラ・ルーター・DVRなど)を標的とするマルウェアです。 感染したIoT機器を「ボット」として操り、史上最大規模のDDoS攻撃を引き起こしました。 ソースコードが公開されたことで無数の亜種が生まれ、現在も世界中で猛威を振るっています。
Miraiの名前は日本語の「未来」に由来します。作者はアニメファンだったとされています。 Miraiの最大の特徴はPCやスマートフォンではなく、セキュリティ対策が手薄なIoT機器を標的にした点です。
MiraiはIoT機器に自動的に感染を広げます。そのプロセスは以下の通りです。
Miraiが形成するボットネットは、従来のPCベースのものと異なり、数十万台規模になりえます。 IoT機器は24時間稼働していることが多く、安定した攻撃基盤となります。 2016年のピーク時には約60万台のIoT機器がMiraiに感染していたと推定されています。
2016年10月にソースコードが公開されたことで、多数の亜種が生まれました。
※ Miraiはメモリ上で動作するため、再起動すると一時的に除去されます。 ただし再起動後も脆弱な状態のままでは再感染するため、必ずパスワード変更・ファームウェア更新を行ってください。
Miraiは「IoT機器のデフォルトパスワードを変えない」という単純な問題を突いて、 インターネット史上最大規模のDDoS攻撃を実現させました。 ソースコードの公開により亜種が増え続けており、IoTセキュリティの重要性は今後ますます高まります。 IoT機器を使用する際は、購入直後のパスワード変更とファームウェア更新を徹底することが最大の防御です。